三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

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2012-04-27 07:56

セッションと道具


「空を飛びたい。でも人間は空を飛ぶことが出来ない・・・」。

  そんな思いが、飛行機の創出につながりました。

  自分の力だけでは出来ないこと、

  それを道具や機械が補ってくれます。

  道具とは、自分の想いを実現させるためのもの。

  楽器も、この“道具の中の一つ”です。

  自分の声だけでは表せない音域での表現も、

  ピアノなどの楽器を使うことで可能となります。

音楽療法ではセッションの中で、

  この楽器という道具をよく使いますが、

  セッションに利用出来る道具として、

  既製の楽器のみを神聖化することはありません。

  もともとは楽器ではないものでも、

  使い方次第で、音の出る道具(楽器)に変身しますし、

  そもそも楽器ではなくても、

  セッションに生かせるものはいろいろとあります。

  クライアントのために使えるものは、

  何でも使ってみましょう。

  そのことで、

  思っていた音楽療法のイメージから少し離れてきても、

  おおらかでいましょう。

  目指しているのは、

  クライエントのために役立つセッションであり、

  音楽療法としての自己完結ではありません。

  音楽療法の定義にとらわれて、

  がんじがらめにされてしまうことはないのです。

クライアントの持っている力と、自分の働き掛ける力を見つめ、

  その力を横に拡げるための、

  “ お互いにあった道具”を見つけたいものです。




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