三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

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2012-06-05 05:30

簡易な奏法(チューニングは自由に)・再掲


2011.02.05のブログに載せたものですが、

昨日のチューニングつながりで、

もう一度出します(元稿は2004/05.09に記述)。

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2004/05.09に書いておいた原稿ですが、

公開が今になってしまいました。

今では(株)ヤイリギターの一五一会(いちごいちえ)で、

一般に知られているワザかも知れませんが、

ここに書いたのはずっと以前から私が工夫していたことです・・・。

簡易な奏法を取り入れることで、

自分やクライエントの力が広がったように感じます。

エレキベースやキーボード等についての工夫もありますが、

それは別稿にします。

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ウクレレ                                             

4本の弦のチューニングを、

オープンでメジャーコードにしておきます。

(例えばド・ミ・ソにしたり、ドとソのみにしたり)

こうすれば、左手の人差し指で4本の弦を押さえ

(大バレー/セーハ)、その位置をスライドさせるだけで、

各種のコードになって行きます。

オープンの他、指板上の二カ所に印を付けておけば

3コードがすぐに出せます。難しい指使いはいりません。

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ギター

6本の弦のチューニングを変えると、

同様にある種の演奏が簡単に出来ます。

上記のウクレレの様にするのも一つの方法です。

でもギターでは慣れないと大バレーが出来ません。

そこでモードの音を拾ってチューニングする、

というのがもう一つの方法です。

ジャンジャン・ポロポロとかき鳴らすだけで、

合奏に加わることが出来ます。

♪たとえば、ピアノの黒鍵の

いくつかの音に合わせておけば(ペンタトニック)
これで<こきりこ節>等に合わせることが出来ます。

 

また、各弦をラとミのどちらかに合わせて、

ラとミの組み合わせにしておけば、

これをかき鳴らすだけで、

大抵のわらべ歌に対応することが出来ます。

 

他にも、いろいろなモードの音を拾ってきて

各弦に合わせておけば、

それなりの雰囲気を持った即興演奏となります。

♪ジャンジャン・ポロポロ・ポロンジャンと、

弾き方に変化を付けてみると、

だんだんとその音にのってきます。

そこにピアノの即興演奏が入れば尚更ですが、

簡単な小楽器のリズムで合いの手を入れるのも一興です。

そのように参加メンバーでやっていると、

「音仲間」になって来ます。

どこか気持ちが通じて来ます。

 

これは、ギターの出す音が限られている

という制約(枠組み)により、

皆での音出しに自由度を与えているのです。

「全く自由に・・・」と言われるよりも、

「この範囲の中で・・・」と言われた方が気楽なのです。

(因みに、音楽療法ではこの枠組みの取り方を、

クライエントさんの状態に応じて行って行きます。)

♪どのようなチューニングをするかによって、

出てくる音の雰囲気が左右されるので、

そこは場の参加メンバーの様子を見て即応出来るように、

いくつかの「仕入れ」はしておいた方がいいでしょう。




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