三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

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2012-06-23 06:23

両面からの視点 ③ / 「同じ」と「違う」


「みんなと同じようにしてあげたい・・・」

「この子にはこの子なりの道をさがしてあげたい・・・」、

障がいを持ったお子さんの、親御さんの言葉である。

表面的には正反対の言い回しであるが、

どちらも納得できる言葉である。

どんなに重度の障がい児・者も、

人間としての価値はみな「同じ」である。

しかし社会生活に際しては、

一人ひとりの「違い」が尊重されなければならない。

先の言葉には、

人間として、等しく存在価値を持った個人が、

個性豊かに生きられるようにという、

親の願いが込められている。

しかし、「同じ」と「違う」という言葉のもとに、

「同じ」であることを強要されたり、

「違い」を理由に排除されたりと、

使われる文脈によっては、

まったく意味が変わってきてしまう。

親御さんの願いに通じる「同じ」と「違う」になるよう、

心しなければと思う。




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