三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

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2012-09-12 15:56

学会3 / 音楽外要素


音楽療法では、

言うまでもなく音楽が大切な要素であるが、

そのセッションは、

様々な要素で構成され、展開されてゆく。

今回の学会発表では、

「療育的セッションにおける、音楽外要素と音楽技法との関わり」

と題して、このことを、一事例を通して考察してみた。

この中で、

♪たとえば、イスという物の置き方一つとってみても、

母親・子ども・セラピストとの関係性の中で

配慮すべき要素があることが見えて来たり、

♪また、なじみの音楽という要素がよく使われるが、

この「なじみ」を、

なじみの物・なじみの活動・なじみの歌・なじみの人etc.、

というように柔軟に拡張して行くことで、

クライアントを、新たな活動に安全に導きうること等々、

いろいろなことが示された。

セッションにおける音楽の役割は、

今回は個々の音・音楽を見るのではなく、

エコー技法・対話技法・モデリング・未解決技法etc.の

「技法」という観点で、音楽外要素とつなげてみたが、

次回はこれらの技法を、

セッションにおける具体的な音・音楽を通して考察してみたい。




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