■ TVドラマを見ていて、ふと思った。
「音楽過剰」。
■ 状況説明や登場人物の内面描写を、
音楽に語らせている。
劇伴と言われるものだろう。
演技と音楽とがあいまって話が進んでゆく。
ごくごく日常的なものである。
が・・・、
これを、うるさいと感じた。
ふと、そう感じた。
音楽なしで、ストーリーを
進められないものだろうか?
音楽を使わずに視聴者を納得させる、
脚本と演技というものはないのだろうか。
(はじめから音楽と演技とを結びつけた表現様式である、
人形浄瑠璃や歌舞伎やミュージカル等は別格として)
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■ 日常の多くの部分で、
音楽が過剰である。
どこにでも、音楽が入り込んでいる。
買い物に行った先でも、
医療機関でも、
トーク番組の中にも・・・。
■ 音楽療法の知見から、
これらの音楽の提供は是とされ、
その裏付けも取れているようだ。
が・・・、
こんなに、音楽があふれていていいのだろうか。
音楽療法に携わる者の、
アンビバレントな憂いである。