三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

三河 岡崎市の音楽療法(ミュージックセラピー)はMGW研究所
RSS

固有のもの / キーボード

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■   「うかがっている施設にピアノがないから、キーボードでやるしかないか」        
      
という場合もあるようですが・・・。

   ピアノの代用品ではなく固有の楽器として見ると、

     キーボードならではの使い勝手のよさも出てきます。

 

■   キーボードはとにかく移動が簡単、

  スタンドから外せば手で抱えることも出来ます。

  実際ギターの弾き語りのように、

  キーボードを左手で抱えながら演奏し、

  子どもの間を回ったこともありました。

  (実はギターを持ってゆくのを忘れたための苦肉の策でしたが)

 

■  キーボードを“ピアノ代わりに”と思って使う時には
   演奏上いろいろと不満が出てくるでしょうが、

     子どもに音を出してもらう時には

     むしろ都合のいいことがあります。

     音色もいろいろと変えることが出来、

     これが威力を発揮します。

 

     例えばパーカッションのスイッチを選べばタイコ代わりになり、

     バチを持てなくてもチョコンと手のひらでキーを押すだけで、

     コンコンと音が出せます。

     これは重度の子どもにとっても極めて応答性の高い道具です。

 

     手がよく動かせなくてポツンポツンとしか弾けない子どもには、

     ビブラフォンを選んでみましょう。

     音の余韻が永く残り、

     自分の出した音がよくフィードバックされます。

 

■  セラピストが楽器として使う際にも、

     膝に載せて、寝たきりの子どものすぐ横で弾いてあげたり、

     弾きながら、随時子どものほほや手に触れてあげる事も出来ます。


     セラピストと子どもとの物理的距離を、

     場面・状況に応じて変化させられる事は大きな特徴です。

2012-05-27 06:06:53 | コメント(0)
コメントを投稿する