■ 昨夜、名古屋での落語界に行ってきた。
演者は桂歌丸と春風亭小朝。
歌丸は、笑点の司会者でお馴染みだ。
小朝は、多彩な才能を持っており、
音楽のプロデュースもしている。
二人ともしっかりした芸の持ち主、
実力者である。
■ 演し物は、歌丸が「紺屋高尾」、
小朝が「中村仲蔵」であった。
■ 会場は名古屋文化会館で、かなりのキャパがある。
この広い会場をうずめる多くの観客を引き付けるのは、
小手先の技ではきかない。
TVでやる時と違って、
一つの話をたっぷり30分以上かけて聞かせる。
枕(冒頭にふる、その時々に応じた話)や、
本題の中でのちょっとしたくすぐりにも、
芸の深さが現れてくる。
■ 1分で笑いを取るのも難しいが(レッドカーペット)、
高座に注意を30分以上も引き付けておくのは
もっと難しい。