■ 文字を綴ると文章になり、
音符を綴ると楽譜(音楽)になります。
それらは人から人へと思いを伝える道具となっています。
(書き手から読み手へ、作曲者から聞き手へ)
■ 音符(音の記述法)は、
いわゆるオタマジャクシばかりではありません。
歴史的に見ても、今のオタマジャクシに落ち着くまでに、
いろいろな変遷を経てきています。
「記譜法」はそれぞれの文化圏でさまざまなものが工夫されています。
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■ 三味線の「文化譜」。
3本の横線(3本の弦に対応)に書き込まれた数字で、
弾く弦と押さえる位置を示した楽譜(奏法譜)です。
棹の勘所(押さえるポイント)に付けた数字と対応させることで
曲が弾けます。
ギターやエレキベースでの「タブラチュア(TAB譜)」。
これも文化譜と同様の発想で作られています。
それぞれ弦の数に応じ、
ギターは6本の横線、
エレキベースは4本の横線、となっています。
■ 昨日のブログで書いたように、
背景の文化が違っても、
弦楽器と言うところでは同じ仲間。
奏法譜でも同様の発想が見られます。