■ いろいろな原稿に、字数制限がある。
例えば、
雑誌の原稿では400字詰め原稿用紙で、
10枚とか15枚とか、
研究会などの機関誌では1,000字とか、
場合によっては400字などという事もある。
学会発表での抄録では字数もフォントも決められており、
A4一枚に収めなければならない。
紙幅が限られているので当然のことであり、
この中で伝えたいことを述べるというのが、
守るべきルールである。
■ 私が原稿を書く場合、
1,000字なら1,000字、
原稿用紙5枚なら5枚と、
あたりをつけて書いてゆくのだが、
テーマに従って書きたいことを文字にして行くと、
たいていの場合、既定の字数の数倍になってしまう。
ここから言葉を絞って行くのだが、
この作業がなかなか大変である。
長い言葉は、短い他の単語で置き換えられないか探ってみたり、
句読点「、」一つにしても、
どこにどう入れるか、あるいは削るかを、
文章のつながりを考えつつ、
数文字単位で調節してゆく。
■ こんな苦労をしているから、
字数制限を守っていない原稿に出会うと、
「オヤッ(ルール違反)」と思う。