■ CDショップでは洋楽と邦楽とに区分されたコーナーがあるが、
私にとって邦楽という言葉から想起されるのは、
長唄や義太夫といったものであり、
この邦楽コーナーには並んでいないであろう。
■ 初めて意識して聴いた邦楽は長唄で、
高一の時のことである。
三味線の本手と替手、鼓、声部の異なる歌などが入り、
それらが小気味のいいリズムを刻んでいた。
本手をリードギター、
替手をサイドギター、
鼓をパーカッション、
歌はコーラスという具合になぞらえると、
まるでバンド(洋)である。