■ MGW研究所に通ってきている、
高等部を今年卒業したダウン症の青年男子。
ドラムが好きで、スタッフのピアノやベースと共に、
ドラムを叩いている。
始めは我流であったが、
いまでは、マーチ・ロック・スゥイング・ラテンなどが、
叩き分けられる。
グループセッションでのアンサンブルでは、
周りのパートの様子に合わせて、
テンポを調整するまでになっている。
■ 個別セッションの時、
ドラムの合間にいつも絵の時間をとっているが、
毎回ドラムが描かれる。
絵の表現でも大好きなドラムが出てくるのである。
この日の絵は、やはりドラムだが、
ドラムセット一式とそれを囲むフレーム、
それと周りに置いてある
エレキベース・ギター・キーボード・電子ピアノも、
描き込まれている。
よくのって叩いていたので、
絵もよくのっているようである。