■ セッションには音楽のみならず、
多くの要素が入り込んでくる。
セラピストは、それらの要素に気づいておくことが必要だ。
それにより、療育・治療構造が変わってくる。
■ 先日の、施設でのグループセッション(知的障がい/中高年/中重度)では、
セッションの進行の中で、
座る体形を変化させていった。
アーチ型から小テーブルを中に置いての円形へ、
そこから小テーブルを取り去っての活動へ・・・。
(テーブルの有無でも、参加メンバーの気持ちの方向性が変わってくる。)
この体形の変化は、
セッションの方向性、個々の活動の意図、
参加メンバーの状態によって選んでゆく。
この日は、参加メンバーの気持ちがだんだんまとまり、
活動にも積極的になり、笑顔もよく出てきた。
セッションはさまざまな判断をしつつ進めてゆくが、
この体形変化をつけてのセッションはきいたようだ。