■ この数か月、ある文書をまとめている。
資料の読み込みと整理、
そして文章の作成という一連の作業になるが、
私の場合は、そのどの段階でも、
何かしらの新しいアイディアが出てきてしまい、
それを全体の中でどのようにまとめるのか苦労する。
アイディアや、それに伴って作成した文章の山が出来る。
それを広いテーブルの上などに広げて、
上下・左右・斜めに・ランダムにと眺めて行く。
このように空間配置してみると、
一見つながりのなかったものにつながりが見えてくる。
それらを近くに移動して眺めていると、
また同様のことが起こってくる。
当初には思ってもみなかった発見もそこで出てくる。
■ これは、KJ法にならったものだ。
KJ法そのものでは作業が大変なので、
趣旨をくみ、作業を変形して行っている。
また、他の発想法にあることだが、
自分の頭の中に寝かせて置き、
発酵を待つというのもある。
待っている時には、これでまとまって行くのかと焦って来るが、
問題意識を持続していれば、やがて「これだ」という時が来る。
いま、ようやく「これだ」という時期に、
近づきつつあるような気がする。
楽しみだ。