■ 昨日は3つの個別セッションと、
3つのグループセッションを行った。
■ グループセッションでは、
合奏と長布を使った即興ダンスetc.を行った。
(もちろん、展開はグループごとに異なっている)
あるグループでは、
アシスタントのピアノと私のドラムで<ヘイジュード>を演奏し、
それにのせて自由に動いてもらった。
布を手にするだけで、心と体の動きが促される。
お面をつけるだけで、「変身」するような働きである。
既製曲ではあるが、
演奏はクライアントさんの動きに即応させて行く。
一人ひとり、動きや表現のニュアンスが異なり、
それぞれの個性が感じ取れる。
■ もう一つのグループでは、
再生音楽を使って、一人ひとりの動きから、
皆でのダンスへと展開して行った。
曲目によって、皆の動きが共に変わってくる。
曲の雰囲気から共通にイメージされるものがあるのだろう。
<オーマリアーナ>ではハワイアンのように、
両腕を横に出し、あのクネクネの動きをさせている。
<シンコペイティッドクロック>では、ピョンピョンとした動き、
<パッヘルベルのカノン>では、
ピアノ演奏(ジョージウインストン)のダイナミックスの変化に応じて、
ゆったりした動きから、小刻みな布ゆらしへと変化して行った。
■ 曲目、演奏形態(生or再生)、一人か群舞かといったことで、
表現されるものが変わってくる。
セラピストはこれらの諸要素を認識し、
クライアントさんのためにセッションを構成することが必要である。