■ 以前から、自分の表現をしたいと思っていた。
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音楽療法のセッションは、
クライアントさんを中心におき、
その表現を大切にする場である。
自分の表現をしたいのならば、
その場を別に求めなくてはならない。
■ その別の、自分の表現として、
何らかの造形活動をと、ずっと考えていた。
仕事で行っている音楽ではなく、
他の表現媒体でと言うことである。
・・・その媒体として、発砲スチロールが浮かんできた。
発砲スチロールは、MGW研究所のクリスマス飾りなどの素材として、
扱ってきたものである。
■ こんな話を、知り合いの写真家に話したところ、
「とにかくやってみた方がいい」とのこと。
その時、私のデザインした名刺のセンスをほめてくれたこともあり、
「やれるかな」「やってみよう」という気になった。
素材の接着については、
勤務先の大学の美術の先生(彫刻家)に聞いてみた。
■ 作品をつくると言うよりも、
先ずは素材の扱いに慣れようという感じでやっているうちに、
とにかく二つの物が出来上がった。