三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

三河 岡崎市の音楽療法(ミュージックセラピー)はMGW研究所
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音での対話、身体での対話

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■音楽療法のセッションでは、

刻々と変わる

クライエントの状態に

即応して行くことが必要であるが、

その内面を直接目で見ることはできない。

 

しかし、身体には

その内面が反映されている。

 

セラピストはそれを“視て”感じとり、

クライエントと音や動きや仕草で

対話をしていく。

 

■大分以前の事であるが・・・

 

♪地元岡崎の画廊

ザ・ブルー・ボックスにて、

フリージャズを聴いた。

ぐるりと絵に囲まれた中での

サックスとドラムとのかけ合いで、

もちろんその場での、

音と音との即時でのやり取りである。

 

♪始めのうちはその音を聞いていたのだが、

だんだん音を出している人自身に目が移った。

そこで全体を見通せる会場の後部に立って、

やり取りを見つめることにした。

 

♪しばらく“視て”いると、

音のやり取りのみならず、

両者の身体の動きにも対話を感じて来た。

 

演奏を続けるなかで、

サックス奏者の体の向きや立ち位置が、

刻々と変わってくる。

片足のつま先立ちや、

左右へのステップでの動きなどと、

いろいろなパフォーマンスを経て、

壁にもたれて小休憩(?)。

 

♪その間にも、ドラムは叩きかけているが、

サックス奏者の振る舞いによって、

叩きのニュアンスを変えているように

感じられる。

 

それは、

ドラムがサックスに、

   「そのまま休んでいていいよ」と語り、

しばらくすると

   「そろそろ入って来て」と、

誘っているように私には映った。

 

この後サックスが戻り、

体を前に傾け

後ろにのけぞらせての

大熱演となった。

息のあった演奏である。

 

♪演奏後、私は二人に、

ドラムがサックスに

(演奏とは別の次元で)

語りかけていたという印象を伝えた。

 

サックス奏者の方は

   「別に何も感じていなかったけど」、

ドラム奏者の方は

   「そう、その通り!」。

 

これはクライエントと

セラピストとの関係のようだ!

 

♪セラピストはクライエントに

即応的な配慮をして行くが、

付きまといではなく

さり気なくである。
2012-03-05 06:25:04 | コメント(0)
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