(昨日より続く)
例2:
■ 小4の男の子(知的障害)との、
ボタン式のベルを使った活動。
ベルを鳴らしながら、
ニコニコ、ニコニコ、
そしてまた、ニコニコしている。
この子の中に、「出来ている!」という嬉しさが、
湧き出ているように感じられる。
このベルを鳴らすというシンプルな活動も、
・取り上げる曲とそのアレンジ、
・ベルの並べ方、
・鳴らす間合いの変化、
・片手で鳴らす、
・両手で二つのベルを鳴らすなどと、
いくらでもバリエーションが考えられ、
いろいろな目的に対応した活動にして行くことが出来る。
(MGW 集中講座では、これらを具体的に取り上げたい ▲参照:ココをクリック)
■ これらの活動は、
クライアントの状態や、
興味関心に応じて設定し展開して行くものであり、
やや難しい場面も、
目的によっては意図的に設定して行く。
しかし、その設定が不適切であると、
笑顔どころか、
パニックなどを呼び込んでしまうし、
やさしすぎると、
むしろ活動に入って来ない場合もある。
適応水準を見極め、
その前後の活動も頭において置かなければならない。
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セラピストは、クライアントによって育てられている。
笑顔は、セラピストを応援してくれる。