■ 昨日(3/27)は、
名古屋の児童デイサービスにてセッション。
施設長さんが、MGW研究所のHPを見られたことでのご縁である。
HPの「指導の理念」( http://mgw.hp4u.jp/research )に、
子ども達と向き合う、私たちの姿勢を書いているのだが、
それを受け止めていただけたかと思うと嬉しい。
ほんと~に、一所懸命書いた文章なので・・・。
(挿絵は、女性スタッフが描いてくれた。やさしさが伝わる。)
■ ここの子ども達と会うのは、この日で5回目。
私がセッションの準備をしている間に、
子ども達はフロアのマットの上に座り、
私の方を見つめている。
視覚障がいのお子さんも、
身体をこちらに向けて、“みつめて!”いる。
何かの、公演前の舞台に立っているような感がする。
これからやることに対しての、興味と集中が感じられる。
「うれしい!」
今までの働きかけの中で、
子ども達が確かな変化を示してくれた・・・と感じた。
■ しかし、単にセッション回数を重ねれば、
いい状態になるというものではない。
年齢や障がい等、さまざまな状態のお子さん達。
けっして軽くはない障がいを持ったこのお子さんたちに、
楽しいひと時を過ごしてもらうためには、ずいぶん準備がいる。
・お子さん達の状態がよく分からない時には、
柔軟な場面展開が出来るように、
いろいろな楽器や小道具を用意しておく。
・プログラムも、あの場合、この場合と、いろいろ準備しておく。
そうして、さまざまな場面に即応させてゆく。
・状態(障がい・発達段階・行動のありようetc)が分かってくると、
いろいろなことが“想定内”となり、
働きかけのポイントが固まって来る。
持ち物も、プログラムもすっきりしてくる。
・ここでも、初回にはかなり沢山の楽器や小道具を
車に積み込んできたのだが、
今回は持ち物がずいぶんすっきりしている。
私とお子さん達とのつながりが、
実感出来るようになって来たこともある。
■ <おはよう>の歌(オリジナル曲)と共にタンバリンを差し出すと、
ポンポンと音を返してくれる。
初回では見られなかったものだ。
この曲がなじみになったのだろうか。
(エコー技法*を使っている:*松井)
・・・こうして、セッションが進んで行った。
子ども達も、私も、共にニッコリ・ニッコリしていた。・・・