(2012.04.01)のブログより
■ 風を伴った雨降りの朝、やや肌寒い。
いつもは音楽の中での動きから始めるが、
今日は、暖かいお茶とお菓子での、
互いの自己紹介から始めた。
参加者がスムーズに場に入れるよう、
今日の状況にそって、展開の仕方を工夫したものだ。
■ 案内のパンフに掲載した内容を、
レクチャー&ワークショップ、
セッションの様子を映したビデオ、
皆での意見交換で進めていった。
色数字譜によるキーボードの両手奏や、
奏法譜によるベースやベル等での合奏、
オリジナル楽器や小道具でのプレイも皆さんで体験をした。
初めて手にするベースの演奏が出来たり、
キーボードでの移調奏がたやすく出来たり、
すぐその場で合奏になってしまったりする体験で、
皆さん、クライアントに寄り添った工夫の大切さを、
実感された模様である。
・・・好評をいただいた。
クライアントと誠実に向き合った中での工夫が、
きちんと受け止めてもらえたことに、
嬉しさが「じわっ」とこみ上げてきた。
■ 皆さんの感想から(要約)・・・
♪「都築先生の、工夫いっぱいの楽しい楽器などにびっくりしました。
・・・クライアントさん達の顔がどんどん浮かび、
あの人にはこれがよい、この人にはこうしてあげたいと、
現場を想像しながら受講できました。」
♪「人数や天候などに合わせて導入の方法を変えられたことが、
印象に残っています。・・・自分の授業の中でも考えたい。」
♪「今日はとてもいい音楽療法講座で、とても嬉しかったです。
・・・テーブルセッティングの時に、季節にちなんだ色布を使ったり、
音を出すのに色や数字を使ったりしてとけこみやすくする方法は、
魅力的だと思いました。」
♪「“こういうことをさせたい”というのではなく、
“この子はこういうのが出来ているから、
それに合わせて道具や教材を作ってあげる”と考えることの大切さが分かった。
それによって子ども達が達成感を感じられるといいなと思いました。」
♪「“その人に合わせた”奏法譜や道具を考え工夫することや、
そういった心づかいに、目をくばらなくてはいけないと感じました。」
・事前のプログラム作製は綿密に、セッション本番はスタッフ3人の連携のもとで、
即応的に進めました(選曲、音の強弱と緩急の加減、体形の変化、楽器や小道具の選択 etc )。
・いつもとは違う設定でのセッションは、お子さんとの出会いにワクワクします。