三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

三河 岡崎市の音楽療法(ミュージックセラピー)はMGW研究所
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代替わり / 朝顔

カテゴリ : ・ 随想

■  台風一過の昨日、朝の6時ころは上天気であったが、

     その後は少し曇ったりもした。

 

     今日はうろこ雲の出た、すっきりしたお天気である。

     空気が肌にサラッとしている。

 

■  MGW研究所の擁壁にしつらえた園芸ネットには、

     10月に入った昨日も、

     小さな朝顔が一つ顔を見せていた。

     その朝顔が花を閉じる午後を待って、

     何本も並んでいる朝顔を抜き、園芸ネットを取り去った。

 

     種はすでに採取しておいたので、

     来年もまたこの種をまこうと思う。

     10年以上も、このようにして朝顔が続いている。

     もとの朝顔から見れば、

     孫子の代の、そのまた孫子の代の・・・、

     といった感じであろうか。

台風

カテゴリ : ・ 随想

■  昨日は、午後より台風に見舞われたが、

     そんな中でも皆さんセッションに来てくれた。

     外は騒々しいが、

     昨日のクライアントさん達はあまり気にせず、

     セッションはいつものように進めることが出来た。

 

     しかし、時間が進むと雨風が強くなり、

     やはり来所を見合わせた方もいる。

     セッションが出来ず、ちょっと残念・・・。

 

■  夜半には台風も通り過ぎ、

     虫の声が一斉に聞こえてきた。

     昨日は「お月見」の日であったので、

     月が出ていないかと空を探したが、

     見当たらなかった。

    (家人は、その後お月見が出来たらしい。)

表現 / 絵と文字

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  今までにも書いてきたように、

     随時セッションの中でお絵かきの時間を取っている。

     そこでの表現は、その子の今の関心ごとが表され興味深い。

     自閉症の子では、同じ図柄が長期に渡って描かれることもあるが、

     よく見ると、その中にもその時々のものが出ている。

 

     その、絵での表現が文字に変わってくることがある。

     文字を覚えてくると、そのことが嬉しくて、

     文字を書くという表現をしているようである。

     新たに獲得した力をいろいろな所で使ってみたいのである。

     (cf:運転免許の取得したての頃は、用もないのに車を出したがる。)

 

■  今日の午前中のセッションで、小3の男児が文字を書いた。

     いつもは、本人考案のゲーム機(書き連ねた数字をあしらった絵)であるが、

     今日は「1はむたろう」「2りぼんちゃん」・・・と、

     数字の後に、子ども向けアニメのキャラクターの名前を書いている。

 

     BGMに<マルモリ>を流しておいたところ、

     曲の終わりに合わせて「できた!」。

     (これは、活動の時間的な見通しを、

        音楽を使って本人に分かるようにしたものである。)

 

     「これはなに? はむたろう?」などと聞いてみると、

     何か台本があるかのように、

     よどみなく、それぞれについて説明してくれた。

     その時、ニッコリ、ニッコリしていた。

目標 / 自分を使う

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  音楽療法のセッションは、

     その時々の活動が成り立てばいいというものではなく、

     先を見通した取り組みである。

 

     そこで、かなり先を見通した目標(長期目標)と、

     その時々の目標(短期目標)とを

     「立てる」ことが必要であるとされている。

     (短期目標は、相手の状態によって随時漸進されるもの)


■  さて、この(短期)目標を立てるということであるが、
     「立てる」というよりも、
     おのずから「見えて来る」もの、

     というニュアンスでありたいと思う。
     見えて来たものがその時々の目標となり、
     それが適切なものであれば、
     当然それは達成されて行き、
     短期目標が漸進して行くということになるであろう。

     目標なく行うものではないことは当然のことである。
     しかし、その目標はこちらからの恣意的なものではなく、
     クライアントさんのなかにあるものであろう。
     それを読み取り、セッションの中の活動として、
     表に出してくるということである。


■  見えて来るためには、
     発達をはじめとして、障害について、心の動きについて等々、

     こちら側にいろいろな下地の蓄積が必要となる。
     なによりも、一人ひとりのクライアントさんについて

     理解出来なければならない。

 

     また、見えて来たものをもとに、
     活動として具現化するには、

     それ相応のこちらの技量が必要となる。
     (演奏力は、そのための技量の「ある一部分」)
     しかし、使える技量は自分の中のものであり、

     無理な背伸びは禁物である。
     ようは、その自分自身をどう使うかということとなる。

             (Therapeutic Use Myself)

例会での発表

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  昨夜は、愛知県音楽療法研究会(AMT)の定例会。

 

     例年9月に日本音楽療法学会の学術大会があり、

     AMTのメンバーもよく発表している。

     みな、仲間の発表に関心があるが、

     大会では複数のプログラムが並行して動いており、

     その時にはなかなか聞くことが出来ない。

 

     そこで例年AMTの9月の例会では、

     その発表をこの場でも行ってもらうことにしている。

 

■  昨夜は私のものを含めて3本の発表であった。

 

     学会の時よりも時間設定がゆったりとしているので、

     発表そのものだけでなく、多少の解説も加えることが出来る。

     ・・・それでも、伝えたいことがたくさんあるので言葉が足りず、

     うまく届いているかどうかが気がかりである。

 

     より精進したい・・・。

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