三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

三河 岡崎市の音楽療法(ミュージックセラピー)はMGW研究所
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知識・技術の伝達方法

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  昨日、大学の授業でセッションのビデオを使った。

     (もちろん、保護者の許可済み)

     ある日の、重度のお子さんの個別セッションを編集したもので、

     お子さんの反応を細かく受け止めつつ行ったものである。

     学生さんは、まだそのような場を見たことが無いということで、

     息をのむようにして画面を見ていた。

 

     その後、学生さんをクライアント役にして、模擬セッションを行った。

     画面で見た情報と自身での(模擬)体験を通して、

     セッションの意味合いがよく感じ取られたようである。

 

     使っている音やモードやアレンジの意味合い等についてのレクチャーも、

     このような手順の中で、単なる知識としてではなく、

     場の中での意味を感じ取ってくれたようである。

表現形態

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  昨日は3つの個別セッションと、

     3つのグループセッションを行った。

 

■  グループセッションでは、

     合奏と長布を使った即興ダンスetc.を行った。

     (もちろん、展開はグループごとに異なっている)

  

     あるグループでは、

     アシスタントのピアノと私のドラムで<ヘイジュード>を演奏し、

     それにのせて自由に動いてもらった。

     布を手にするだけで、心と体の動きが促される。

     お面をつけるだけで、「変身」するような働きである。

 

     既製曲ではあるが、

     演奏はクライアントさんの動きに即応させて行く。

     一人ひとり、動きや表現のニュアンスが異なり、

     それぞれの個性が感じ取れる。


                         

■  もう一つのグループでは、

     再生音楽を使って、一人ひとりの動きから、

     皆でのダンスへと展開して行った。

                       

     曲目によって、皆の動きが共に変わってくる。

     曲の雰囲気から共通にイメージされるものがあるのだろう。

     <オーマリアーナ>ではハワイアンのように、

     両腕を横に出し、あのクネクネの動きをさせている。

     <シンコペイティッドクロック>では、ピョンピョンとした動き、

     <パッヘルベルのカノン>では、

     ピアノ演奏(ジョージウインストン)のダイナミックスの変化に応じて、

     ゆったりした動きから、小刻みな布ゆらしへと変化して行った。

 

■  曲目、演奏形態(生or再生)、一人か群舞かといったことで、

     表現されるものが変わってくる。

     セラピストはこれらの諸要素を認識し、

     クライアントさんのためにセッションを構成することが必要である。

温度調整

カテゴリ : ・ 随想

■  大分涼しくなってきた。

     セッション・ルームでは、

     床から足が冷えてくる。

     そこで、今までは素足でセッションをしていたが、

     昨日は上履きを履くことにした。

 

     しかしクーラーはまだ入れていなければならない。

     セッション・ルームは、

     大きな窓が東・南・西と三方にあり、

     少し陽がさすと、すぐに温室状態になってしまうからだ。

 

     窓を開ければ風がよく通り、

     ここちよい部屋になるのだが、

     セッション中は音を出すため、

     窓は閉じて置かざるを得ない。

季節の歌

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  グループセッションの中では、よく季節の歌を使う。

     簡単なアレンジにし、工夫した簡易な奏法で、

     合奏を行ったりする。

 

     どの曲を使い、どんな編成(使用楽器)にするのかは、

     クライアントさんのメンバー構成による。

     よく使う楽器は、

     ボタン式のベル、ドラム、エレキベース、キーボード、

     小楽器を組み合わせたパーカッションンのパートといったところだ。

 

     同じ楽器構成でも、メンバーによってアレンジや奏法を変え、

     それぞれが参加できるように工夫して行く。

 

■  さて、どんな曲にするかだが・・・。

 

     今朝、ラジオ体操(630)を、

     いつものようにやっていると、

     <虫のこえ>がやさしい響きで流れてきた。

     1番と2番の体操の間で行う首の体操の時で、

     ここでは、いつも季節の歌をアレンジしている。

     ラジオ体操の時に、「ああもう秋だな」などと季節を感じたり、

     この曲を「セッションで使ってみようかな」などと思ったりする。

絵、2枚

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  いつも楽しげな絵を描いてくれる、自閉症の青年。

     果物に顔が入っている。

     昨日は、秋の風物を揃えてくれた。

        


■  前にも紹介した知的障がいの青年。

     「確か油絵はこんな感じ・・・。」と、

     クレパスの重ね塗りをしていた。

     いつも塗り重ねで、微妙な味わいを出してくれる。

     昨日の絵は、「貝」だそうである。

    
 

■  二人とも画帳を前にするや否や、

     ペンを手にしてためらうことなく描き進んでゆく。

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