三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

三河 岡崎市の音楽療法(ミュージックセラピー)はMGW研究所
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両面からの視点 ① / 量と質

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

     4回に分けて掲載します。

       2012.05.20(日)のブログに掲載した、

       『縦と横』につながる内容です。

          合わせてみていただければ幸いです。

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■ 「量的リサーチ」というもの(立場)と、

      「質的リサーチ」というもの(立場)がある。

       この両者の優劣を問うても意味はなく、

       物事の真理を明らかにするための、

   欠かせない両側面であろう。

 

■    さて、量と質という対の言葉を意識させられたのは、

       障害児の療育に関心を持ちその方面の勉強を始めた頃で、

       かれこれ30年以上も前のこととなろうか。

       まずは「発達」の中で出てきたもので、

       発達には量的変化の側面と、

       質的変化の側面があるというものである。

       この量と質は哲学的な命題でもあり、

       その後いろいろなところで顔を出すことになる。

 

■    例えば、視覚障害というものをとってみると、

       その障害に対する配慮の仕方として、

       弱視の方には「拡大文字」というものがあるが、

       全盲の方には「点字」というものでの対処となる。

       拡大文字は、通常の文字からの連続的な変化であるのに対し、

       点字は非連続である。

       換言すると、視覚障害という状態に対し、

       その度合いにより、

       量的変化での対応と質的変化での対応とを

       考えなければならないということであり、

       ここでも量と質という言葉で考えることが出来る。

再生 / むくげ

カテゴリ : ・ 随想

 ■  昨日の台風で樹木が大きく揺れていたが、

      我が家の木々も、枝が折れたり垂れ下がったりした。

      少し剪定などをして、形を整えておこうと思う。

 

■  さて、何年も前のことだが、

     我が家のある記念樹である「むくげ」が、

     その時の台風で大きく傾いてしまった。

 

     支柱でもとに戻すこともならず、

     仕方なく根元から切断した。

     切り株から新芽を出し、

     あらたな枝を伸ばしてくれることと

     期待してのものだったが、

     なかなか芽を出さない。

 

     どうしたものかと見ていたが、

     ついに芽を出した。

    どのように育つか、先が楽しみである。




再会 / 自主グループにて

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

 ■  幼児の時から成人に至るまでの

      長いお付き合いのメンバーもいる自主グループ。

      そこに新メンバーが加わった。

 

      この春、高等部を卒業したこの二人、

      以前MGW研究所での

      個別セッションを受けていたことがあり、

      この場で再開することとなった。

 

■  施設に出向いてのセッションなどで、

     やはり、以前にMGW研究所を利用されていた方に、

     出会うことがある。

     入所されていたり、

     ショートステイに来ていたりといった具合である。

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     時間を隔てても、いろいろとつながっている・・・。

和洋雑感 2

カテゴリ : ・ 随想

■  寄席では出囃子というものがある。

     三味線・太鼓・笛・鉦などで、

     噺家の登場から高座でおじぎをするまでの動きにそって演奏され、

     演者が頭を上げると絶妙に囃子が止まる。

     ここでの曲目はいろいろで、

     中には童謡や外国曲も使われるが、

     弾き手は囃子にうまくのせている。

     洋物が和の演奏スタイルの中に溶け込んでいる。

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■  見る者の視点により和と洋とに接点があるように見え、

     文化間の異同部分に想いがただよう。

和洋雑感 1

カテゴリ : ・ 随想

■  CDショップでは洋楽と邦楽とに区分されたコーナーがあるが、

     私にとって邦楽という言葉から想起されるのは、

     長唄や義太夫といったものであり、

     この邦楽コーナーには並んでいないであろう。

 

■  初めて意識して聴いた邦楽は長唄で、

     高一の時のことである。

     三味線の本手と替手、鼓、声部の異なる歌などが入り、

     それらが小気味のいいリズムを刻んでいた。

     本手をリードギター、

     替手をサイドギター、

     鼓をパーカッション、

     歌はコーラスという具合になぞらえると、

     まるでバンド(洋)である。
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