■ MGW研究所の壁面構成を変えた。
紫陽花から、たなばた飾りに。
文房具店で買ってきたプラスチック製の笹竹に、
折り紙で飾りをこしらえた。
以前、本物の笹竹を使っていた時は、
葉がどんどん細く丸まってしまっていたが、
これなら大丈夫である。

■ MGW研究所の壁面構成を変えた。
紫陽花から、たなばた飾りに。
文房具店で買ってきたプラスチック製の笹竹に、
折り紙で飾りをこしらえた。
以前、本物の笹竹を使っていた時は、
葉がどんどん細く丸まってしまっていたが、
これなら大丈夫である。
■ 土日に個別のセッションの他、
4つのグループセッションがあり、
その中に<森のクマさん>の
合奏での展開を取り入れた。
■ グループのメンバーが異なり、
それぞれに対する目的も異なるので、
メンバーそれぞれが無理なく活動に参加出来、
達成感を感じられるようにするためには、
セッションの構成・展開は、
当然ながら皆変えなければならない。
■ ドラム・ベース・ボタン式ベル・キーボードなどを使ったが、
この扱い方も、それぞれに応じて工夫し、
4通りの<森のクマさん>が出来上がった。
■ 発達とは、個体の何らかの変化の過程であるが、
その際、その変化をプラスと見るかマイナスと見るかは、
私たちの価値観の問題である。
私たちの独り善がりで、
子どもの側に「強いて」いることはないだろうか。
先の「同じ」と「違う」の
意味・価値観の取り違えのようなことがないように、
量・質からの点検で自らをいましめたい。
■ 変化の方向性もいろいろある。
自己主張を始めた子どもを、
自分本位になったとみるか、
独立心が出てきたとみるのかといったことは、
事実の解釈だけではなく、
私たちの価値観も入ってくる。
■ どんなに重度の障害児・者も、
その持てる力をその人生において
個性豊かに発揮できるようにしたいものである。
もちろんその中には私たちも入っている。■ 「みんなと同じようにしてあげたい・・・」
「この子にはこの子なりの道をさがしてあげたい・・・」、
障がいを持ったお子さんの、親御さんの言葉である。
表面的には正反対の言い回しであるが、
どちらも納得できる言葉である。
■ どんなに重度の障がい児・者も、
人間としての価値はみな「同じ」である。
しかし社会生活に際しては、
一人ひとりの「違い」が尊重されなければならない。
先の言葉には、
人間として、等しく存在価値を持った個人が、
個性豊かに生きられるようにという、
親の願いが込められている。
■ しかし、「同じ」と「違う」という言葉のもとに、
「同じ」であることを強要されたり、
「違い」を理由に排除されたりと、
使われる文脈によっては、
まったく意味が変わってきてしまう。
親御さんの願いに通じる「同じ」と「違う」になるよう、
心しなければと思う。
■ 「縦の発達」と「横の発達」ということも、
このころ学んだことの一つである。
より高い能力を求めて、
先へ先へと目が行きがちであるが(縦の発達)、
それが望みえないとしても、
今の持てる力をどう広げどう使って行くか(横の発達)ということも
大切であるというものである。
ここでは、その発達課題は私たちの側、
社会の側にあると言える。
一人ひとりの豊かさは、ポツンと孤立して実現するものではなく、
みんなの中で実現されて行くものであろう。
■ 発達を考える時、
① 「個が深まって、社会に位置付けられてゆく」という方向と、
② 「社会的な存在として受け止められているからこそ、
個として深まってゆく」という方向の、
二つの考え方があるが、
横の発達は後者に立ってこそ見えてくるものであろう。
今ある力を高めて行く活動と、
今ある力を色々に使いこなして行く活動、
この「縦」と「横」も対をなした概念である。