三河地域 、愛知県岡崎市欠町で音楽療法を通し、障がいを持つ方の成長・発達・豊かな心づくりのお手伝いをしております。

三河 岡崎市の音楽療法(ミュージックセラピー)はMGW研究所
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花だより / 葉牡丹

カテゴリ : ・ 随想

■  暮れに生けた、

正月飾りの葉牡丹が、

まだ元気だ。

 

■  いくつかの花は、

三が日から七草を過ぎるころには、

段々としおれ、枯れ始める。

 

そこで、

元気な花を残して、

小さな花器に生けなおす。

 

こんなことを数回繰り返すと、

花器がだんだん小さくなり、

正月飾りも終わりになる。

 

■  ・・・が、

葉牡丹だけはまだ残っている。

それどころか、

何やら先の方の色が変わってきた。

 

茶色ではなく、

もえぎ色になっている。

ゆっくりゆっくりと、

育っている。

 

■  昨日摘んだ牡丹と共に、

小さな籠に生けてある。


デジタルカメラ

カテゴリ : ・ 随想

このホームページでは、

スタッフの紹介記事が、

まだ載せられていない。

 

そこで、

セッションを支えてくれている人たちを、

顔写真と共に掲載したいと思いたった。

 

その写真だが・・・。

免許証写真を撮るようにではなく、

セッションをしている時に撮ったほうが

その人の表情がずっと生きている。

 

そう思い、

昨日の施設セッションでの合間、合間に、

デジタルカメラを向けてみた。

確かに皆さんいい表情が出ている。

 

そこでパチパチ・・・。

確かにいい場面だったはずなのに、

モニターには、

頭が欠けたり、うつむいたりした映像が、

映し出されている。

 

デジタルカメラでは、

シャッターを押しても、

写真が撮れるのは、その瞬間ではない。

ほんの少しタイムラグがある。

 

フィルムカメラを使っていた時には、

手で素早く巻き上げては、

次々に、瞬間、瞬間を

切り取ることが出来ていたのだが。

 

システムが変わる時には、

今までの微妙な感覚の修正を、

要求されることがある。

自画像 / 関心ごと

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

■  以前にも書いたが、

 セッションで、

 音楽活動だけではなく、

 お絵かきなど、

 随時他の活動も取り入れることがある。

 すると、

 音楽活動だけでは見えない部分が見えてくる。

 

 特に、

 お絵かきでは、

 子供たちのその時々の関心事が

 あらわれてくる。

 

■ 以下の の絵の作者は、

 高等部1年生の男の子。

 

 紙とペン・クレヨンを用意してあげると、

 いつも、すぐに描きはじめる。

 何を描こうかとためらったりすることはない。

 (MGW研究所で見る多くの子どもたちが、

  このようにサッと描きはじめる。)

 

 ①  2011.10.10

 頭を怪我してしまった時の絵。

 (頭部中央の髪の毛がかられています)

 


 ② 
2011.12.25

 回復してきた時の絵。

 (頭部を保護するための帽子が添えられています)
 



 ③ 
2012.03.10

 花粉症の様子。

 (目が赤く、鼻水も出ています)



   
それぞれの絵が、

 続きものの話のように見えてきます。

2012-03-15 06:58:33

記念日

カテゴリ : ・ 随想

今日は、ホワイトデー。

そして、

「円周率の日」だそうだ。

3月14日と、円周率の3.14.との、

ごろ合わせだろうか。

 

この手のさまざまな、

ごろ合わせ記念日をよく聞く。

調べれば、

毎日でも何かあるのではないだろうか。

 

円周率の数字は限りなく続くが、

今私が空で言えるのは、

3.141592653589793238462643383279

である。

(何も見ないで書いているので、

どこかにミスがあるかもしれませんが)

 

中学の数学の時間に、

先生より一度聞いた記憶法で、

ごろ合わせで覚えておくものである。

 

「サンイシ イコクニ ムコウ サンゴ ヤクナク

サンプ ミヤシロニ ムシ サンザン ヤミニ ナク」

 

数字をこのように読み替えて、

下記の意味づけをしておくというものである。

 

「産医師異国に向こう、産後厄無く、

産婦御社に、虫さんざん闇に鳴く」
 

教わったのは、

随分昔のことだが、

いまだに覚えているとは、

・・・ごろ合わせ、恐るべし。

一人一人の力を生かす / 合奏

カテゴリ : ♪ 音楽療法関連

3月11日のセッションの一コマ。

 

男子4人(自閉症)のグループで、

合奏をした。

 

この日の曲は<キラキラ星>。

それぞれの持っている力を生かして、

パートを分けてゆく。

 

それぞれの好みや能力は、

個別のセッションの中で十分に把握しているが、

その日によって調子が変わる。

 

一人ひとり順番にドラムを叩いたり、

ベルを鳴らしたりといった場面を作り、

各自のこの日の調子を見てゆく。

 

活動を行いつつ、

それぞれが“役割取得”出来るように、

課題の調整・変更をしてゆく。

音楽療法の用語で言えば、

ランニングアセスメントである。

 

パート分けは、次のようになった。

・エレキベース(メロディ奏)

・ドラム

・タンバーと3連のタンバリン(リズムの定型)

・ボタン式ベル(和音奏)

 

これらは、

3月31日のMGW集中講座
 (▲ 詳細はココをクリック)
でも取り上げる、

「色と数字の仕掛け」等を使っている。



 

 

 

20分ほどのうちに、

合わせが完了。

 

この後、待合室にいる親御さんを呼んで、

“ミニ発表会”。

子供たちも、親御さんたちも、

嬉しさと満足感の広がった、

ニコニコ顔を見せてくれた。

 

合奏を成り立たせるための、

音楽の授業ではない。

合奏という形を使って、

持っている力を生かして行くということである。
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